政治信条
小笠原の観光、子育て、環境保全の仕組みをより発展させ、村民がより豊かに暮らせる持続可能な社会を目指します。情報公開を率先し、村民に開かれた政治を行います。
選挙期間中の街頭演説内容(小笠原への思い) 私は小笠原の子どもたちが、この島でずっと安心して暮らせる島づくりをしたいと考えています。 それを実現するためには、島の資源を活用し、こどもたちが夢と希望を持てるような産業を発展させなければいけません。 産業になる島の資源とは一体何でしょうか? 自然こそが、島一番の資源ではないでしょうか? この貴重な自然を壊さないように調査研究事業を推進し、ルールを定めて自然を活用し、観光産業をより発展させていきたいと思っています。 島っ子には小学生の頃から小笠原の大自然、環境、観光を学んでもらい、選択肢の一つとして環境分野や観光産業で働けるようにしたいと思っています。 今、村は観光立島を目指しています。 しかし村の経済はかなりの部分を公共事業に依存しています。 公共事業の見通しは明るいものではありません。 今後、観光の発展がなければ、小笠原は第二の夕張になってしまいます。 私はこれまでに何度も夕張に行ったことがあります。 炭坑という基幹産業がなくなり、観光施策にも失敗した夕張は、莫大な借金を抱えて行政が破綻しました。 医療も福祉も教育も大幅に縮小してしまうような状況です。 小笠原も公共事業という基幹産業がなくなり、もし観光施策に失敗してしまったら、医療、福祉、教育等の行政サービスが大幅に縮小される可能性だって十分にあり得ます。 建物だけは立派で、医者は一人だけしかいない。そういういう状況になるかもしれません。 町というのは、産業がなくなれば、医療も福祉も教育も、人の暮らし全部がなくなってしまいます。 だから我々大人は、未来の子ども達のためにも観光立島として成功しなければいけないのです。 観光資源を開発し、その資源を守りながら観光客を増やし、サービスとブランド力をより向上させ、客単価を上げていく観光の仕組みが必要なのです。 そのため、村全体の観光の舵取り役として、自然、環境、観光を専門に学び、実際に社会で取り組んできた人間が、村の政治に関わる必要があるのです。 その他にも、村では緊急に対応しなければいけない課題がたくさんあります。 たとえば来年4月、このままでは保育施設に入れない子供達がでてきます。 人口3000人を目指している村が、子ども達の数を制限するようなことでは村の発展は望めません。 もう一つ、おが丸は土日に入港している場合が多いのに、休日保育や一時保育もありません。 こんな状況では、お母さん達は、おが丸で動く職場で、働くことはできません。 最後にもう一つ。みなさん、産婦人科医もいない状況で、安心して子どもをつくれますか? 2年前、私の妻は妊娠中に、おが丸の中で母体が危機的な状況になってしまいました。 内地の医者から「あと2時間船が遅れていたら命の保証はなかった」と言われました。 村の医療が充実していれば、十分に防げた事故です。 あのような事故は、今後あってはならないのです。 今、私の妻は妊娠7ヶ月です。3歳の娘もいます。 私たちだけでなく、安心して出産・子育てをできないと感じている、若い世代は多いのではないでしょうか? 保育施設の定員、休日・一時保育、医療の課題は、村全体の発展に関わってくる緊急の課題です。 私はこれらの課題を全力で行政にぶつけていきます。 我々大人だけでなく、今の子ども達が将来安心して島で暮らせるように、私を議会で働かせてください。 皆様の力を貸してください。 よろしくお願い致します。 一木 重夫 |